口腔外科
隠れているほかの病気を発見
口腔外科とは、口腔(口の中)、顎、顔面の3つと、その隣接組織の疾患を扱う診療科です。
口腔外科の領域には、口腔粘膜疾患、神経性疾患などの内科的疾患のほか、交通事故やスポーツなどによる外傷、顎変形症、唾液腺疾患などの外科的疾患などさまざまな疾患があります。医療法人児玉歯科医院で行う口腔外科は、親知らずの抜歯から様々ございますのでまずはお気軽にご相談ください。
「痛み」は患者さまご本人がご自分の感覚で訴えられるものです。歯や口が痛いからと歯医者に来られても、実は虫歯や歯周病由来ではなく、ほかの病気が隠れているかもしれません。医療法人児玉歯科医院では長きにわたる診療実績から、そのようなケースを多々発見しています。
お口やその周囲に関して気になる症状がある場合はどうぞご来院ください。
ソケットプリザベーション・・・抜歯した際に出来た穴に人工骨を入れて歯槽骨の温存を図る方法
抜歯を行うことにより、元の歯があった場所に穴があいてしまいます。この出来た穴の事を抜歯窩(ばっしか)と言います。抜歯窩は、時間が経過するにつれて周りの骨の吸収を進行させ、痩せて薄くなってしまいます。そうなってしまうと、インプラント手術の際に人工歯を埋め込むことが難しくなるため、骨再生治療を行わなければなりません。
医療法人児玉歯科医院では、骨が痩せて薄くなる前に処置を行うこちらの治療にも自費にて対応致しておりますので、気になる方はご来院の際にご相談ください。
インプラント
医療用CTを活用し術式を選択
インプラントとは、歯の抜けたところに人工の歯を製作して装着する治療方法です。
人工歯根を植えてしっかり顎の骨と固定するため、ご自分の歯と同様に、「噛み砕く」「飲み込む」といった咀嚼運動が快適にできるようになります。
医療法人児玉歯科医院は、1984年よりインプラント治療を始め、症例はすでに1,000本以上になりました。微力ながら、地域の若手歯科医師のインプラント技術習得のお手伝いもしています。
当院のインプラント治療の特徴は、通常のX線撮影ではなく、外部の病院と提携して医療用CTスキャンによるデータを活用している点にあります。
骨の大きさや長さがわかるX線撮影は虫歯治療においては必要十分なのですが、顎の骨の形や骨の硬さ(骨密度)を調べることが重要なインプラント治療においては、断面、つまり輪切りの状態を見ることが大切です。
医療用CT画像を見れば、歯科用CTでは見ることの出来ない骨密度や硬さまで調べることができます。
これにより安全で歯ぐきや骨への負担が少なく患者さまにもっとも合った術式で、インプラント治療を行うことができます。
また、術前にはコンピューター(インプラント術前シミュレーションソフト)を用いて3D画像も作成しますので、医師は綿密に治療計画を練り、十分なイメージトレーニングをした上で手術にのぞむことができます。
また、患者さまはわかりやすい3D画像を見てインプラント治療への理解度がアップし、より安心して治療を受けていただくことができます。
インプラントはこんな方におすすめ
1.仕事やその他の事情などで取り外しタイプの入れ歯がいやという方
2.歯が抜けたところを治療するために隣接する健全な歯を削られたくない方
3.入れ歯で発音や発声に不安を感じている方。
4.入れ歯が合わず、食事もおいしく味わえないなど生活にも支障をきたし、不快感を抱いている方
インプラントの治療費
医療法人児玉歯科医院のインプラントの治療費は、手術料とインプラントの材料費、人工の歯をつくる費用、CTを撮影し、コンピュータで画像処理をする費用の合計となっています。
インプラント治療には、手術の回数により1回法と2回法の2種類がありますが、当院ではいずれの治療法も一律料金です。
インプラント治療費 1本 230,000円~
前歯 1本 250,000円~も有
※CTスキャン撮影+模型作成+3D画像シミュレーションまでは45,000円です。
※骨を増やすなど特別な処置が必要な場合は+50,000円~となります。
※術後、クリーニングに来ていただく方には、保証をいたしております。
インプラントQ&A
インプラントは保険診療ではできないのでしょうか?
健康保険で認められているのは、最低限食べられるようにするための治療です。より快適なインプラントは義歯やブリッジのように健康保険は使えませんが、医療控除の対象になりますので、費用についてはお支払い方法も含め、ご相談ください。
インプラントはどのくらいもちますか?
インプラントの材質そのものは半永久的なものですが、その寿命は治療後の口腔衛生管理によって決まります。定期検診で適切な処置を行い、お口の中のクリーニングを続けていくことがインプラントの寿命を延ばすことにつながります。
治療にかかる期間と何回くらい通院が必要かを教えてください。
インプラントを顎の骨に植え込む一次手術後、数回消毒に来ていただきますが、その後、インプラントが顎の骨にしっかりと付くまでの期間は、異常がない限り通院の必要はありません。以降は、人工歯をつける土台のための2次手術を行い、その傷が治ってから土台を装着し、歯の型をとって人工歯を製作した後に装着となります。
消毒の回数を除き、計6~7回の通院が必要になり、すべてを終えるまで平均3~7カ月がかかります。
インプラントは痛くないでしょうか?
インプラントの手術は綿密な治療計画の下に行われ、歯を抜くときと同じ麻酔をして行うため痛みの心配はありません。
高齢ですがインプラントはできますか?
健康状態に問題がない限り、年齢に制限はなく治療を受けることができます。顎の骨の少ない方にも対応する方法がございます。持病のある方もご相談ください。
インプラントという異物を身体に入れて影響は出てきませんか?
使用する材料は、生体親和性の高い(なじみやすい)チタンです。またチタンは腐蝕しないので安全です。
インプラントをした歯は普通に歯磨きするだけでよいのでしょうか?
インプラントの形は天然の歯とは異なるため、インプラントの形に合わせた専用の歯間ブラシ等の補助清掃器具を使用する必要があります。